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2020年、ファッションテックのトレンドを徹底予測 !

明けましておめでとうございます。2020年もファッションテックを身近なものに感じてもらえるよう、ファッション×テクノロジーの製品やサービス、研究をわかりやすくお届けしていきます。2020年最初の配信では、編集部が今年注目しているファッションテックの動向を紹介、トレンドを予測してみました!

異業種×ファッションECで、ECサイトは新しい形態へ?

2019年はInstagram発ブランドが流行、InstagramやTikTokなど、SNSとEC機能を結びつける「ソーシャルコマース」の動きが加速しました。

またゲームとファッションのコラボレーションや、アバターの着せ替えからリアルな服を買えるサービスも登場、オンラインでの服の買い方が大きく変わりそうです。現在のような服の購入に特化したECサイトよりも、SNS内で、動画コンテンツ内で、ゲーム内で、というように、EC機能の遍在化がさらに進んでいきそうです。

検索機能はもういらない?探さなくても出会う時代に。

こういったSNSやゲームのEC化が進むと、無意識に商品に触れさせ、有機的な購買導線が組まれていくように。欲しいものを探さなくても、欲しいものと出会える。検索するという行為の必要性が、減っていくかもしれません。

Instagramの「ショップ」タブではすでに、検索せずとも自分の興味あるものが自動的にレコメンドされています。服を所有する欲求が薄れているといわれているなかで、欲しいと思える服を検索するのを手間に感じる人も少なくないでしょう。

SNSや動画、ゲームなど、多様なコンテンツのなかで無意識に商品と出会う。AIを活用して個々のユーザーの趣向や要求を把握し、必要な情報を届ける。そんな仕掛けが、ますます増えていきそうです。

AR、VRはよりリアルに。

また、2020年は5Gの普及元年になるといわれています。KDDIとFacebookは5G時代に向け、協業を発表しました。XRを活用し、新しいショッピング体験を提供するAR、VR関連のサービスはさらに増えていくでしょう。2019年に数多く誕生したバーチャルインフルエンサーも、より自然な動きに磨きをかけ、色々なシーンでの活用が期待されます。

現在のXRでのショッピング体験は、ARフィルターを活用した試着メイクのタッチアップが主流で、リアルな再現には課題も多く残されています。VR体験は、商業施設でのポップアップイベントでの活用が多い状況です。

今後は、パルコ考案のVRショッピングコンテンツや、PORTAL BY JOSEPHのARのファッションショーといった試みが、自宅で体験するものになるかもしれません。AR試着の質も、実用的なレベルまであがることが求められていくでしょう。

ウェアラブル端末はスポーツ分野から?

Levi’s × Googleのスマートジャケットなど、様々なウェアラブル端末が登場しているものの、スマートウォッチ以外はなかなか浸透していません。見た目や値段など様々な理由がありますが、服をスマート化してまで搭載したい機能への実感がないというのは大きいと思います。

なかなか日常使いは想像しにくいウェアラブル端末ですが、オリンピックを皮切りにスポーツ分野から普及が進むと期待しています。スポーツでなら、体温調節や心拍数のモニタリング、トレーニングの補助など、使用場面や便利さをユーザーも想像しやすく、ウェアラブル端末で実現する特殊な機能を普及させていけるでしょう。

服はもう買わない、という感覚に応えるサービスとは?

コンサルティング会社McKinseyのThe State of Fashion2019レポートによると、サステナビリティに対する欲求は増えつづける一方で、ファッションアイテムを所有したいという欲求は低下しているとのこと。

2019年はメチャカリなどファッションレンタルサービスが増加。Rent the Runwayのホテルで服を借りて、パッキングせずに返せるサービスなど、オンラインと実店舗で連携し、利便性を追求したサービスの提供がより求められていくかもしれません。また、ユーザー同士でのレンタルを可能にするTULERIEのようなC2Cモデルも、より盛り上がっていくと考えられます。

服を買うように、服を借りれる。捨てるのではなく、返す。それがスタンダードになっていくかもしれません。

「服の買い方」と同じくらい「服の手放し方」が重要に。

また、サステナビリティの観点から服の廃棄に抵抗感が増すなかで、中古買取サービスやフリマアプリは、さらに需要が高まっていくでしょう。

そんな状況のなかで、Adidasやユニクロ、patagoniaなど自社製品を回収し、再利用するサービスを行う企業も増加。処分の方法まで、服を購入するときの選択に関わってくるように。ブランド側には、どういった服は買って所有したいと思われるか、また、レンタルが適している服、中古で売れやすい服は何かといった視点が求められていくかもしれません。

中国は本物志向、パーソナライズへの需要の高まり。

中国に目を向けてみると、中国のインフルエンサーKOLへの不信感が募り、これまでのように、KOLが紹介すれば商品が売れるという時代は終わりに。特にコスメを中心に、本当に良い商品ならいくらでもお金をかけたいと思っているとのこと。

また商品や情報が溢れるなかで、自分にあったものだけを知りたいというパーソナライズされたサービスへの要求も高まっています。口コミや購買データなどを活用したサービスが、次々と登場することでしょう。

2020年のFashionTechNews

いかがでしたか?2020年はどんなサービスや製品が登場するか、注目です。

今年のFashionTechNewsでは、従来のサービスや製品、研究の紹介記事に加えて、様々な新企画が登場します。ファッションテックを身近に感じてもらう体験レポート、ファッション×テクノロジーの未来をつくる実践者や研究者へのインタビューが掲載予定です。ご期待ください。

2020年も、FashionTechNewsをよろしくお願い致します。


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