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PANGAIAの徹底的なビーガンテクノロジーによる花びらダウン「FLWRDWN™」

昨今、ファッションブランドは環境への配慮が当たり前に求められる。なかでも一部のブランドは、思想として環境への配慮を徹底している。以前紹介した、サステナブルの思想と技術を推し進めるAllbirdsなどはその代表例だろう。

今回は自然に徹底的にフォーカスし、自らをヴィーガンテクノロジーと名乗るPANGAIA(パンゲアと、新たに発表された「FLWRDWN™」を紹介する。

自然に寄り添う素材

「全ての生き物(pan)」の「母なる大地(gaia)」という意味を持つPANGAIAは、自然に寄り添うプロダクトを作り続ける。まず注目すべきは、自然由来にこだわる素材だ。例えば同社が用いる素材の中にはオーガニックコットンや、植物、果実、野菜などの食料廃棄物と天然資源から作られる植物染料、独自開発の海藻繊維がある。

これらの素材により、土壌の劣化、水の大量消費、農薬の使用などの環境への悪影響を抑えられる。素材のほとんどが生分解される素材でできており、プロダクトの包装も堆肥となるバイオプラスチックである。さらには、廃棄物となった繊維やペットボトルのリサイクルも行なっているという。作る過程だけではなく使用する過程にも、徹底した環境への思想がうかがえるだろう。

このような取り組みを支えるのは、自社の開発研究所である。独自の素材開発を様々な業界へ発信することを通じ、環境問題を解決することを試みているのだ。そのような意味でPANGAIAは、自身のサイトでも述べている通り科学者、技術者、デザイナーが集まるサイエンスカンパニーなのだ。

特許も取得した花びらダウンFLWRDWN™

Image Credit: Vimeo by PANGAIA collective

そんなPANGAIAが10年の研究開発によって生み出したのが、花びらでできたダウンジャケットだった。ダウンジャケットといえば、通常ガチョウやアヒルなどの羽毛が使われている。しかし、このダウンジャケットの中に入っているのは400〜550gの無加工の花だ。軽くて暖かい野生の花に加えて、セルロース製のエアロゲルを注入することで断熱性と耐久性を高めている。表面には100%リサイクルのポリエステルが使われている。

こうして作られたダウンは断熱性だけでなく、通気性や耐水性も備えた機能的なプロダクトである。また生分解する、残虐な生産過程が一切無いといった環境への配慮もなされている。

作る、使う、全ての過程を自然へ

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Image Credit: PANGAIA

動物由来の素材を使わず、環境への配慮も欠かさないヴィーガンテクノロジーを開発するPANGAIA。同社は自身のサイト内で絶滅危惧種の保護や、環境保護に対して強い声明を出している。製造や開発もこういった環境への配慮の一環として徹底して行われているのだ。ブランドのキャッチコピーは、「より良い未来をデザインする(Designing a better future)」。PANGAIAはプロダクトを通じて、私たち消費者にも自分たちができることを問うているのだろう。


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