もうクレカはいらない?決済可能なリング「McLEAR」発売
ニュースサマリ
2018年1月23日、美顔ローラー「ReFa」や「SIXPAD」を展開するMTGはイギリスのMcLEARをグループ会社とし、スマートリング「McLEAR」の販売を開始した。McLEARは端末にかざすだけでキャッシュレス決済が可能なリングで、防水かつ充電が不要。現在はイギリスのみでの販売だが、2020年には日本でも販売される予定。2018年12月時点での価格は129ユーロ(日本円で約16,000円)。
McLear smart ring lets you pay your way and never needs charging
via WAREABLE
話題のポイント
McLEARはこれまでの電子決済手段と違い、常に身につけられ、充電不要なことが大きな特徴でしょう。
Image Credit : McLEAR
現在日本ではキャッシュレス決済を利用する人が徐々に増えています。
経済産業省の報告によると、2016年に日本のキャッシュレス決済額の比率は20%弱になり、2008年から約2倍になりました。またキャッシュレス決済が浸透するに伴って、徐々に決済手段も多様化してきました。
決済手段が多様化し、どの手段が最適か迷ってしまいますが、ユーザー体験に着目してみると答えが見えてきそうです。
例えばキャッシュレス決済の中心としてカードやスマホが主流ですが、手がふさがっている時にそれらをカバンからわざわざ取り出したり、そもそも持ち運ぶ必要があるため少し不便でした。
一方McLEARのようなリング型決済では常に着用することができ、支払いもそのまま手を伸ばせばいいため、カードやスマホよりも非常にスマートです。
他にも、着用できるものとして2018年はスマートウォッチが流行りましたが、充電が必要なものも多いため、充電が不要なMcLEARは革新的と言えるでしょう。
Image Credit : McLEAR
McLEARは日常使いしやすいシンプルなデザインと共に、機能面も充実しています。
決済機能の他にもトラッキング機能やNFC機能がついており、日々のアクティビティ測定や、車・家の鍵を開けることも可能です。防水でもあるので、多くの場面や用途で使用できます。
Image Credit : McLEAR
キャッシュレス化が進む中で様々な決済手段が出てきましたが、ユーザー体験を考えると常に身につけられるかどうかが重要なポイントとなるかもしれません。その際にシンプルなデザインであることや、他の用途としても使えるかも重要になっていくでしょう。
現在カード型決済が主流な中でこれからはリング型決済が流行るのか、それとも他に身につける型の決済手段が出てくるのか今後も楽しみです。