ARでバーチャル試着×3D計測、オンラインでつくるオーダーメイドメガネ「Topology」
バーチャル試着機能によく活用されるAR。そのARを使ってユーザーの顔を3D測定し、顔の大きさや特徴にあわせて最適なメガネをつくるサービス「Topology(トポロジー)」が注目を集めている。
今回はそのTopologyの特徴やオンラインファッションの可能性について考えていこう。
Topologyとは
Image Credit : Topology
オーダーメイドメガネTopologyは、アプリ上のバーチャル試着を通じて完璧にフィットするメガネを販売している。
3D技術を活用してユーザーの顔のサイズを正確に測定。豊富な種類の中からユーザー好みのレンズやフレームをカスタムしてメガネやサングラスをオーダーできるのだ。テンプル部分に名前を掘ることも可能。価格は549ドル(約60,000円)だ。
Image Credit : Topology
アプリの使用方法は、カメラで顔を3Dスキャンしユーザーの顔のサイズを測定。ユーザーはセルフィーを撮るように顔を右から左へと動かすだけ。その後、好きなフレームのデザインや色、テンプル、レンズなどを選び微調整しながらバーチャル試着する。
正面だけでなく横顔の試着姿を確認することも可能で、試着姿をメッセージやSNSで共有し友人からフィードバックを受けることもできる。
3Dスキャンで完璧なフィット感を
Topologyの特徴の1つは、3Dスキャンを活用した測定方法だ。
Topologyの3Dスキャンは、20,000以上もの測定をミリ単位で行うことでユーザーの耳の深さや幅、位置などを正確に測定している。検眼医よりも正確に瞳孔間距離(PD)を測れるとのこと。そのため、滑ったり圧迫されることのない心地の良いフィット感を提供し、正確に焦点を合わせられるのだ。
また、処方箋はアプリ上でアップロードが可能。注文から受取りまで数週間かかるため処方箋を受け取る前にメガネをオーダーすることができる。
オンラインでもユーザーにあったメガネを
Image Credit : Topology
顔のパーツの大きさや位置は人によって違う。そのため、従来の大量生産されたメガネではフィット感やサイズ感にズレが生じることもあっただろう。しかしTopologyでは顔のパーツを詳細に測定することで正確なフィット感のメガネを自分好みにオーダーできる。
またフィット感は焦点や見え方に影響するため、メガネの購入には試着が必要不可欠だ。Topologyでは3D技術による正確な測定で、快適なフィット感のオーダーメイドメガネを販売しているためユーザーは安心して購入できるだろう。
テクノロジー技術を活用することで、どんなファッションアイテムでも実際に試着しているかのような体験ができるようになるのかもしれない。
ーーー
ZOZO研究所では、ファッションに関する研究を行っております。
ZOZO研究所に関してはこちら。