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リーバイス×グーグルなど今注目のスマートジャケット5選

スマートウォッチやスマートリングなどのウェラブルデバイスに続き、スマートジャケットの開発が注目されている。

今回は、これからの寒い時期に活躍するテクノロジーを駆使した5つの高機能ジャケットを紹介する。

Levi's×Googleのスマートジャケット

2019年10月、Levi'sGoogleがコラボレーションしたスマートジャケットLevi's Trucker Jacket with Jacquard by Googleが発売された。

Image Credit : YouTube by Levi's

以前SAINT LAURENT(サン・ローラン)のバッグパックの記事で紹介した2017年発売のジャケット「Levi's Commuter Trucker Jacket with Jacquard by Google」の第2弾だ。
仕組みは第1弾同様、ジャケットの左袖口に仕込まれたタグをスマートフォンとペアリングさせると、袖を触るだけで音楽の再生や置き忘れ防止アラートなど計19種類の機能を使用できる。
今回のスマートジャケットが第1弾と大きく違うのは、タグを使い回せる点だ。特定のジャケットでしか機能しない第1弾のジャケットとは違い、他の衣類にセットして使用できる。

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Image Credit : Levi's

また、タグ自体も強力で小型に改良されてメモリ容量も増え、コスト削減に注力した結果、第1弾より消費者の手に届きやすい価格帯になっている。

太陽光で発電するジャケット

イギリスのアパレルメーカーVollebak(ボレバック)から太陽光を蓄電しどんな暗闇でも光るジャケットSolar Charged Jacket(ソーラーチャージドジャケット)が登場。

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Image Credit : Vollebak

雨を防ぎ、汗を逃す半透明のメッシュの内側に超薄層の膜が施されグリーンに発光する仕組み。蓄光性化合物を用いている。

ジャケットを光らせる方法は日中太陽光に晒す他に、スマートフォンのライト機能でジャケットの表面に文字や絵を書きその部分だけ発光させる方法がある。蓄光し忘れたとしても発光させることができ、キャンプや登山など、夜暗い中で行動する場面で活躍するだろう。

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Image Credit : Vollebak

また、通気性や伸縮性に優れ柔らかく軽量であるため、日中はライトグレーカラーのパーカーとして十分に機能するジャケットだ。

Xiaomiの温度調節可能なジャケット

中国家電メーカーXiaomi(シャオミ)は2019年10月17日、温度調節可能なジャケット「 CottonSmith 3-in-1 heated down jacket」を発表した。

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Image Credit : Xiaomi

ジャケットは、環境やユーザーの希望に応じて38~43℃、43~48℃、48~53℃、53℃~の4段階で温度調整が可能。ジャケット外側に付いているボタンで操作できる。
ジャケットにはカーボンナノチューブ加熱素材を使用しており、USBで接続できる充電器をつなぎ、電源を入れると、わずか1秒で加熱することが可能だ。素材は高品質ホワイトグースを使用しているため軽くて暖かく、防水性も高いため雨天時にも活躍する。また、両面に反射ストリップがあり夜間でも安心して着用できる。

RALPH LAURENの発熱ヒーター搭載ジャケット

RALPH LAUREN(ラルフローレン)は、発熱機能を搭載したジャケット「Polo11ジャケット」「グレイシャーダウンジャケット」を発表。オリンピックアメリカ代表選手向けに開発した発熱技術を進化させたアイテムだ。

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Image Credit : RALPH LAUREN

これらのジャケットの特徴は、アプリ「RL Heat」を使用し環境に合わせて温度調整が可能なこと。可能加熱時間は最大出力で最長3時間で、ジャケットの内ポケットからUSBでバッテリーを充電できる。また、発熱テクノロジーに加え超軽量カーボンやホワイトダックダウンを90%使用し、この上ない暖かさを実現した。
Polo11ジャケットは、1997年に発売した「ホワイトジーンズパーカー」をアップデートさせたルックでも注目を集めている。

Fordのサイクリング用スマートジャケット

アメリカの自動車メーカーFord Motor(フォードモーター)がサイクリングアパレルブランドLUMO(ルモ)とコラボレーションしたFord Smart Jacket(フォードスマートジャケット)を発表。交通量の多い都市部を走行する自転車の安全を確保するために開発された。

Image Credit : LUMO

袖口や腕周り、正面、背面、裾などに組み込まれたLEDをブレーキランプや方向指示として発光させたり、スマートフォンを直接操作せずに通話やメールができたりする。そのため、走行中に道路から目を離さずに安全に運転が可能だ。また、スマートフォンのナビゲーションアプリと連携すると、バイブレーターや骨伝導ヘッドフォンで曲がるべき角や混雑した道路を回避したルートを示してくれる。

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Image Credit : LUMO

防水機能や通気性に優れ、テクノロジー面だけでなくサイクリングをより快適に過ごせる機能が備わっているジャケットと言えるだろう。


次に注目されるスマートジャケット

現在、ARグラスやスマートウォッチの発売が続き、ウェアラブルアイテムの注目が集まっている。スマートグラスを始めとしたアイテムの販売が増えている中、次に注目されるのはスマートジャケットだろう。

これからの時期、外出時に欠かせないジャケットは汎用的であり、日常使いもできるファッション性の高さや機能面においても注目されるアイテムだ。
もちろん、アウトドアやサイクリング、スポーツ、極寒環境に身を置く場面など特殊な環境においても重宝されるだろう。スマートグラスの次にくるものとして、これからもスマートジャケットに注目していきたい。

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