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ソニーのファッションテックな取り組み。技術が与えるファッションの可能性とは

SONYがファッションの取り組みをしていることをご存知だろうか?


最適な温度に調整できるインナーウェア装着型のウェラブルデバイス「REON POCKET(レオンポケット)」を発表したり、他社とタッグを組み新しい取り組みなどを行ったりしている。
今回は、テクノロジー企業であるSONYが行なっているファッションの取り組みを紹介する。

SONY×バンタンデザイン研究所

2019年7月6日SONYは、バンタンデザイン研究所の学生とロボット・プログラミング学習キット「KOOV(クーブ)」を使った、ファッション×プログラミングコンテストを開催。
未来のファッションデザイナーが、プログラミングという新たな手法で表現の可能性を広げること、世界的デザイナーに評価してもらうことで自己成長するきっかけを得ることを目的としている。

コンテストの準備期間は、プログラミングの学習期間を含め約2ヶ月。審査員には、ファッションブランドANREALAGE(アンリアレイジ)デザイナー森永邦彦や、Sony Global Education(ソニー・グローバルエデュケーション)代表取締役社長 礒政明、Sony クリエイティブセンター シニアアートディレクター 奥村光男が参加。

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Image Credit : SONY

優勝作品は、傘にKOOVを取り付けたものだった。雨が傘に当たって振動を検知すると、音楽が流れ、LEDが発光する。パーソナルな特別な空間を作り出すことで、雨の日の憂鬱な気分を晴らすことが可能だ。

以前紹介した、MicrosoftLondon College of Fashionの学生のプロジェクトのように、海外では企業と学生がコラボレーションすることはよくあるが、日本では珍しい。ソニーとバンタンデザイン研究所のような取り組みが、日本でも増えていけば、テクノロジーの力でデザイナーのクリエイティビティの可能性は広がっていくだろう。

wena wrist

2年前には腕時計のバンド部分にスマートウォッチの機能や電池などを搭載した、ハイブリッド型スマートウォッチwena wrist(ウェナリスト)を販売している。既にもっている腕時計のバンド部分をwena wristに変えるだけで自分の腕時計をスマートウォッチに変えることが可能だ。

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Image Credit : wena wrist

バンド部分に機能が集約されているとは思えないほど、美しくシンプルなデザインが魅力的。表面、側面のデザインや素材など、細部にまで徹底的にこだわり自然に身につけられるものになっている。
もちろん、マネー機能や通知機能、活動ログ機能、1週間連続動作可能など、ウェラブルデバイスとして十分な機能を備えている。

アパレルブランドBEAMS(ビームス)や時計ブランドSEIKO(セイコー)とのコラボレーションも実現している。

SONY × ISSEY MIYAKE

2016年9月30日、ISSEY MIYAKEのパリのランウェイショーでは、SONYとのコラボレーションバッグ「EB=Electronic Bag」が発表された。電子ペーパーでつくられたこのバッグは、白から黒へと点滅したり、グラデーションになったりする。

Image Credit : YouTube by Fashion Entertainments

EBを作るのには多くの課題があった。耐水性や衝撃・重量に耐え得るかなどの機能面での課題や、商品としてのクオリティ面での課題、白黒2階調の中にも奥行きのある表現ができないかというデザイン面での課題だ。
しかし、今回ISSEY MIYAKEとコラボレーションしたSONYの「Fashion Entertainments」は、電子ペーパーを1画素のデバイスとして認識するのではなく、1枚の布として捉えることに着目し課題を解決。電子ペーパーに穴を開けレザーの紐を通すことで、電子ペーパーを使用しているとは思えないほど、ファッション性の高いバッグを完成させた。

これは、多様な素材に挑戦し続けているISSEY MIYAKEと、デジタルという新たなアプローチでファッションの可能性を広げようとしているSONYだからこそ実現した、革新的なコラボレーションだと言えるだろう。

Fes Watch U

ISSEY MIYAKEとのコラボレーションで使われた技術を発展させ、Fashion Entertainmentsから新たに発売されたのがFes Watch U(フェスウォッチユー)だ。
Fes Watch Uは文字盤とベルトが1枚の電子ペーパーでできているディスプレイウォッチ。使用されている電子ペーパーは、アクティブマトリクス方式のフレキシブル電子ペーパー。薄くて軽く、曲げることができるのが特徴だ。

Image Credit : YouTube by Fashion Entertainments

Fes Watch Uの最大の魅力は、気分やその日のファッションに合わせての着せ替えを楽しめること。

デザインは3つの方法から選ぶことができる。
1つは、内蔵されている12種類のデザインからボタンを押して選択する方法。
2つ目は、専用アプリ「FES Closet」から国内外のクリエイターによるオリジナルデザインをダウンロードし表示する方法。ANREALAGEのデザイナー森永邦彦やイラストレイター長場雄などの有名クリエーターとコラボレーションしたデザインが含まれている。
3つ目は、好きな画像からデザインを作成する方法。自分で撮った写真や作成した画像に好みの文字盤をレイアウトすることで、オリジナルの時計が完成する。


SONYのような日本のテクノロジー企業が、ファッション関連の取り組みを行なっていることは珍しい。SONYの技術を使うことでファッションデザイナーの表現は広がり、今まで使われてこなかった素材が服となり、テクノロジーと融合したファッションは新たな可能性が開けただろう。

このように今後ファッションの未来を形作るものがテクノロジーとなっていくのならば、SONYのような大手テクノロジー企業がファッションの取り組みを行うことは当たり前となっていくのかもしれない。


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ZOZO研究所では、ファッションに関する研究を行っております。
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コメント1件

企業の学生とのコラボはどんどん増えてほしいですね。

個人的にファッションアイテムに電子機器をつけるよりは、ハイテク繊維化とガジェット化の二極化というのがあるべき姿だと思っています。
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