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デジタルミラー「MYCLO」を丹青社が開発、試着姿を撮影して商品比較

2019年4月16日、丹青社が店舗で商品を試着した姿を撮影・比較・保存し、スマートフォンから履歴にアクセスできるデジタルミラー「MYCLO(マイクロ)」を開発したことを発表。
丹青社は施設の内装や展示物などの制作を行う会社で2020年度中に50店舗へのMYCLO導入を目標にしている。

Image Credit : 丹青社

「着る、撮る」の2ステップで商品の比較がすぐできる

MYCLOでは高解像度カメラで、正面・側面・背面など複数の試着画像を撮影できる。
ミラーは商品のタグ情報(バーコードやQRコードなど)やECサイトとも連動しているため、ユーザーは試着室のミラーでECサイトに掲載された商品情報にアクセスすることや、商品のバリエーションを確認することも可能だ。まさに商品を簡単に比較できるというECのメリットと着心地やサイズを確かめられるという実店舗のメリットを融合させた興味深いサービスだろう。

また、ユーザーは過去の撮影した画像をミラー上で確認することもできる。商品を購入する時に手持ちの衣服とあうか悩むユーザーも多いのではないだろうか。そういう人たちにピッタリのサービスといえるだろう。

Image Credit : 丹青社

スマホ連携で、自分だけのクローゼットが作成可能

実店舗で試着し撮影した画像はスマートフォンでも見返せる。
画像を共有することで友人や恋人に商品を相談したり、思い立った時にいつでもECサイトから商品を購入することが可能だ。

また試着・購入画像を蓄積することでどこにでも持ち運べるマイクローゼットを作成できる。海外では、Sustainableへの意識の高まりと共にSave your wardrobeなどオンライン上で衣服を管理するアプリが流行った。デジタルワードローブ系のサービスはユーザーに自分の手持ちの写真を撮らせるということがサービス利用への大きな障害となっている。
今回のように購入の前に試着室で写真を撮れることは、Sustainableと共に流行りそうなデジタルワードローブ系のサービスへといかせるだろう。

デジタルミラーを実店舗に導入する意味とは

ECの利用客が増えている中で実店舗の存在を危惧する声は多い。しかし依然としてアパレル品の80%は実店舗での購入だという。

そのためブランド側は、魅力的な実店舗づくりへ引き続き重点を置く必要があるだろう。その際実店舗はどうしても顧客に関する情報でECに負けてしまう。ECはユーザーは過去の購買履歴が示す嗜好や20代の女性はこういうブランドが好きなどの人口統計的なデータを大量に保有しているからだ。

一方実店舗では、店員がユーザーの嗜好をその場で推測しようと努めている。

こうした、かなり属人的な部分を今回のデジタルミラーのようなテクノロジーが代替できるのはないだろうか。そうすることによってプレゼンスがまだまだ大きい実店舗で、よりパーソナルな接客に力をいれられるようになり、魅力的な実店舗へとまた一歩近づくだろう。


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