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ユーザーの動きを詳細にトラッキングできるスマートウェア、Xenoma×WearHEALH×DFKI

普段着のように着て、人間のなめらかな動きをトラッキングできる服。

東京大学発のベンチャーXenomaの研究グループであるwearHEALTHとドイツの人工知能研究センターによって共同開発されたスマートウェア、なぜこんなにもなめらかな動きをトラッキングできるのでしょう?

Image Credit : Youtube by German Research Center for Artificial Intelligence

Unlike many others, wearHEALTH kept developing their tracking algorithms magnetometer-free in order to be applied in the actual use cases.
(他のスマートウェア製品とは異なり、wearHEALTHはトラッキングのアルゴリズムを磁力計なしで開発し続け、実際の製品に適用することができました。)

人工知能研究センターのDr. Didier Strickerはこのように話しています。
磁力計なしで開発された計測方法に普段着のように着用できるXenomaのe-skinと組み合わせることで、体に馴染んだ着心地がユーザーのなめらかな動きをより詳細にトラッキングできるのでしょう。

簡単に着れて詳細なトラッキングができる、この手軽さからスポーツやフィットネスへの活用はもちろん、リハビリテーションや予防医療の分野でも活用されることが期待されます。
例えば、健常者とリハビリを行う患者のデータを取り、両者の動きを比較し、その差を元にリハビリの指導に活用させることも可能になるでしょう。

また、データの収集が進むことで、今まで得ることができなかった加齢による人体の動きの変化を調べることができるようになるかもしれません。
老化の過程でどのように歩き方や姿勢が変化していくかがわかれば、一人一人に合わせたトレーニングのレコメンドなど、今までなかった長期的な健康面のデータサイエンスに大きく貢献できるのではないでしょうか。

Image Credit : Youtube by German Research Center for Artificial Intelligence

このようにユースケースを見てみると、製品として使用することに期待が持てると思います。
ですが実際に、スポーツなどプロフェッショナルなシーンでの使用を想定した道具や場所との連携機能の追加、多くのユーザーが使用できる日常シーンを想定するならば低価格化や量産化などが必要になってくるでしょう。

衣服は場所も性別も関係なく日々身につけるもの、だからこそ計測器具やデバイスではなくスマートウェアにしかできないこともあります。
今後、このような課題をクリアにしていくことで、スマートウェアが異なる分野のサポート的役割になっていく未来も近いでしょう。

ニュースサマリ
2019年1月、アメリカのラスベガスで開催されたCES2019にて、カメラなしでのモーションキャプチャーが可能なスマートウェアを展示された。このスマートウェアは、スマートウェア「e-skin」を手掛ける東京大学発のベンチャーXenomaの研究グループであるwearHEALTHとドイツの人工知能研究センターDFKIによって共同開発された。展示されたものは脚の動きが検知できるスパッツ形の製品で、将来的にはリハビリテーション、スポーツ、仕事の質の向上など、モーションキャプチャが必要な様々な場面での活用を目指している。

via by CES 2019: Xenoma, WearHEALH and DFKI Partnership Create Smart Clothes with Motion Capturing Capability


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