販売促進サービスSNAPBOARD（スナップボード）が、SaaS型ECサイト構築プラットフォームfutureshop（フューチャーショップ)との連携を開始。
futureshopの利用者は手軽にSNAPBOARDを導入し、コーディネートスナップでの集客や販売、分析が可能になる。
今回は、SNAPBOARDのサービスの特徴と今回の連携により実現することを紹介していく。

SNAPBOARDとは？

Image Credit : SNAPBOARD

SNAPBOARDは、販売員のコーディネートスナップを投稿、表示、評価できる販売促進支援サービスだ。ブランドが運営するウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、SNAPBOARDに投稿したコーディネートスナップが表示できるようになる。また、コーディネートスナップを経由した売上やPV、UUの可視化も可能だ。SNAPBOARDを活用することで、ECサイトへの集客だけでなく、店舗への来店促進や売上向上への貢献も期待できるという。現在800以上のブランドが登録している。

手軽にコーディネートスナップを

SNAPBOARDの特徴の1つが、利用時の手軽さだ。コンバージョン率や閲覧率が高く、購入にも繋がるEC上で最もパワフルなコンテンツの1つであるコーディネートスナップを、手軽な価格で始められる。その上、SNSを使う感覚で簡単に管理や投稿ができるのだ。タグを任意のページに貼るだけでコーディネート画像の一覧を表示できるため、初期のコストや開発の手間が理由でコーディネート画像の表示を断念していたブランドでも、手軽に導入できる。

また、SNAPBOARDにはコーデウィジェット機能が搭載されている。この機能により、ブランドサイト上に販売員の最新コーディネート画像が自動で表示される。画像をクリックするとSNAPBOARDのコーディネートページに移動し、アイテムの詳細を見ることができる他、着用アイテムのリンクからECサイトへ送客も可能だ。管理画面からブランド別に作成でき、CSSを直接編集することでデザインの調整も簡単にできる。

Image Credit : SNAPBOARD

さらに、コーディネートスナップ経由の売上を解析できるのもSNAPBOARDの特徴の1つだ。例えば、マネージャーが、人気のコーディネートや売上につながったコーディネートの傾向を分析し改善活動に役立てたり、スタッフの貢献度を把握し評価にも活用できる。販売員は、季節ごとの投稿、売上、コーディネートの傾向を分析して業務を改善したり、自身の貢献度を把握して仕事へのモチベーションに繋げられる。

コーディネートスナップを通じた消費者とのコミュニケーション

Image Credit : SNAPBOARD

昨今アパレル業界では、コーディネートスナップや商品入荷情報をSNSに投稿することで、消費者とのコミュニケーションを測り、販売促進に繋げる動きが増えている。ECサイトでは、クオリティーの高い商品写真や親近感のあるコーディネートスナップを表示することで、売上が増加する傾向がある。そうした状況下で、futureshopの利用者からコーディネートスナップの表示と売上の可視化を手軽に始めたいという問い合わせを受け、2社の連携に至ったという。

今回の連携により、futureshop利用者はECサイト上に数行のコードを埋め込むだけで、コーディネートスナップの表示や、売上の可視化、管理画面で登録した商品マスターデータの自動取り込みが反映できるようになった。コーディネートを表示する件数を制限したり、人気順、ランキング順、商品IDで絞り込んで関連するコーディネートだけを表示することも可能だ。

実際にSNAPBOARDを導入している株式会社SHIBUYA109エンタテイメントでは、400以上ものアカウントを運用し、1日10件以上のコーディネートスナップを投稿。ECサイトではコーディネートスナップ閲覧後の購入率が通常の約3倍、ショップニュース経由の購入率も約2倍になっており、販売促進の後押しになっている。

実店舗、ECサイトが協力する時代へ

これまでの実店舗とECサイトが競い合う関係から、協力して集客、販売を高める好循環の実現を目指すSNAPBOARD。今やファッションブランドにとって欠かせないコーディネートスナップを手軽に導入でき、分析データを評価や改善に役立てられるサービスは、ブランドにとって嬉しいサービスだろう。2020年末までに30社の導入を目指すSNAPBOARDの今後の動きに注目していきたい。

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