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ターゲットは「168cm以下」 小柄な男性のために服を提案するブランドの戦略

多様性が重視されている現代社会において、身体の多様性はファッションの課題になっている。そのうちの1つが身長とファッションとの関係だろう。

そのような課題に挑戦するブランドがUNITED ANTSである。UNITED ANTSは小柄な男性に向けたファッションアイテムを専門に取り扱うファッションブランドだ。

今回は、UNITED ANTS代表の大谷成さんに、小柄な男性のためのファッションを提案するための工夫と展望を伺った。

① 自身の経験を踏まえた168cm以下というターゲット

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僕は子供の頃から身長が小さく、現在も身長が162cmです。高校生、大学生のときに洋服に興味を持ち出してお店に行ったのですが、なかなか自分に合うサイズの服が見つからないという経験をしました。その経験がブランドを立ち上げるきっかけの1つになっています。

メンズアパレルの一般的なSサイズの基準は170cm以下が多いのですが、168cm以下の日本人男性は全体の約30%です。そのなかで、市場の規模が狭すぎても広すぎてもブランドとしての打ち出しに欠けてしまうと考え、最終的に168cmに落ちつきました。

② 顧客のリアルなコーディネートのSNS活用

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最初は顧客をコストを抑えて獲得するための手段としてSNSを使っていました。僕は1人でこの会社をやっているので、大きい会社のように色々なモデルさんを雇ったり、社員さんを使ってコーディネートを組むことができません。

ですので、コーディネートの提案をひとりでどうするかを考えた時に、実際に買ってもらったお客様のコーディネートを載せるというのが一番手っ取り早く、リアルだなと感じたので、そのような活動を行っています。

③ 小柄でよかったと思えるために

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小柄男性というジャンル自体があまり世の中でプラスに捉えられていない。実現するまで時間もかかるとは思いますが、小柄男性が小柄でよかったと思えるようになったり、もっと自信を持つようになればと思っています。

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