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Alexaで温度調節できるスマートジャケット「Mercury」、ユーザー体験を変えるファッションテックとは

Voice Activated Heated Mercury Jacket Takes A Scientific Approach to Design
via FashNerd


ニュースサマリ
2018年2月、米スマートアパレルブランドMinistry of Supplyは新製品のスマートジャケット「Mercury Intelligent Heated Jacket」を発表し、11月より発送を開始した。ジャケットには(携帯電話の充電も可能な)バッテリーや炭素繊維発熱体、外気温と内気温測定器、自動温度調整機などがあり、機会学習を用いて最適な温度に自動で調節してくれる。またAlexa対応もしており、自社アプリを用いて声で温度を変えることも可能。2018年11月時点での価格は495ドル(日本円で約5万6千円)。


話題のポイント
このジャケットは、これだけの機能が備えられていながら、安価で、日常的に着やすいシンプルなデザインが素晴らしいです。
例えば、同様に暖かくシンプルなデザインが人気のカナダグースと比較してみても、重量はカナダグースより軽い1000gで、販売価格も約半分、洗濯可能とファッションテックの中でもうまく日常に溶け込んだプロダクトといえます。

Image Credit : Vimeo by Ministry of Supply

そして、温度調節に機械学習が用いられていることも面白いポイントです。
遠赤外線で温度を調節するスマートコートはありますが、着用者好みの温度や動きの癖を学んで、日々学習していくアウターは中々ありませんでした。着れば着るほど地理、気候、気温、人的要因などの様々なデータの組み合わせが集まり、着用者にとってもMinistry of Supplyにとってもメリットが大きいでしょう。

またAlexaと連携して、声で温度調節できる機能も見逃せません。
寒い朝などに、服を着ることで逆にひんやりとする経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
「Alexa、温めて」と言うだけでジャケットが温まるため、ベットの中でジャケットを着る前から温めたり、外出先で手がかじかんだり、手袋をしていてアプリを操作できないとしても、携帯に触ることなく温度を調節することが可能です。

Image Credit : Ministry of Supply

今まで、温度調節する時は着る服の数や厚さを変えるしかありませんでしたが、服にも携帯にも頼らず、声で温度調整できる時代がやってきました。
ファッションテックはレコメンド機能の改善などサービス単位の話が多かった一方で、こうした実際のプロダクトにテクノロジーを活用する例もあります。
このようなテクノロジーの活用方法であれば、ユーザーのファッション体験が変わる可能性も高まるのではないでしょうか。

今後もどういったファッションテックのプロダクトが発表されるか、目が離せません。


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