【クローゼットアプリ特集】「SmartCloset」はこんな人にオススメ!(第2回)
「トップスとボトムの組み合わせがわからない」、「コーディネートを考えるのが面倒」、「似たようなものを買ってしまった」などの悩みを解決するひとつとして存在するクローゼットアプリ。しかし、一括りに“クローゼットアプリ”といっても、その機能はさまざま。
クローゼットアプリマニアのZOZOテクノロジーズ・ZOZO研究所のメンバーPiroshiが、数多く存在するクローゼットアプリを徹底的に比較・検証する連載2回目の今回は、「SmartCloset(スマート・クローゼット)」というアプリを紹介します。
SmartClosetの特徴は、なんといっても快適な操作性!特にアプリがサクサクと軽快に動き、アイテム・コーデ一覧が見やすい。また、簡単なSNS機能、旅行や出張用のコーデパッキング機能、クローゼットの状態を数値化する統計機能などユニークな魅力があります。では早速、詳しい使い方や機能をみていきましょう。
SmartCloset(スマート・クローゼット)
・言語:英語
・プラットフォーム:iOS, Android, Web
アイテム登録方法
アイテムの登録方法には以下の3つ。クローゼットアプリ自体の課題である「アイテム登録が面倒」という点にもしっかり対応しています。
1. 写真を撮る/カメラロールから選択
2. ECサイトから検索
3. Webからインポート
1. 写真を撮る/カメラロールから選択
カメラやカメラロールからインポートする機能自体は、どのクローゼットアプリにも共通するものですが、SmartClosetも複数アイテムを一括で登録できます。
2. ECサイトから検索
登録したいアイテムを、提携しているECサイトから検索することも可能です。カテゴリー、ブランド、ショップ、色、サイズ、値段などのアイテム情報を入力するだけ。アイテム画像を自分で用意する必要がないので、とても簡単です。また、背景のないキレイなアイテム画像にこだわりたい人にもオススメ。
ただし、海外のショップしか検索できないので注意。ただ、次の「Webからインポート」の方法で、国内のECサイトからもインポートできる裏技もあるので紹介します。
3. Webからインポート
Webページの画像を登録することができ、キレイなアイテム画像を登録したいときなどに使える機能です。SmartClosetは海外アプリですが、この機能を使うとGoogle Imagesから国内ブランドの服も登録したり、国内ECサイトの自分の購入履歴ページからアイテム登録も可能に。また、Instagramからのインポートも対応しています。
コーデ登録方法&コーデレコメンド機能
アイテム登録の次には、コーディネートの登録です。SmartClosetのコーデ登録方法、そしてコーデレコメンド機能は以下の4つがあります。
1. 登録したアイテムから選択
2. スナップ写真を登録する
3. Webからスナップ写真をインポートする
4. ランダムなコーデレコメンドから選ぶ
レコメンドされたコーデをそのまま登録できるようになっているので、「コーデ登録が面倒」という課題の解決策にもなっています。
1. 登録したアイテムから選ぶ
事前に登録したアイテムを選び、コーデのコラージュ画像を登録する、どのクローゼットアプリにもある基本的な登録方法です。
2. スナップ写真を登録
SmartClosetに特徴的な機能として、アイテムを着用したスナップ写真を登録することもできます。そして、登録済みのアイテムを紐付けることが可能です。スナップ写真があると着用イメージが湧きやすいのですが、スナップ写真を登録できるクローゼットアプリは、実はかなり少ないのです。
3. Webからスナップ写真をインポート
アイテム同様に、Webページの画像からコーデ登録もできます。なので、WEARやInstagramから気に入ったコーデのスナップ写真を登録するといった使い方も可能です。
4. ランダムなコーデレコメンドから選択
コーデレコメンドの種類は豊富ではないですが、持っているアイテムをランダムに組み合わせて新しいコーデを提案してくれます。これは「コーデのマンネリ化」の解決策になるでしょう。
アウター+トップス+パンツ+シューズのように使うカテゴリーは制限できるので、シューズ4つのようなコーデとして成立しないレコメンドされず、季節にあったレコメンドを指定できます。
アイテム一覧表示と絞り込み・並べ替え機能
Smart Closetのアイテム一覧画面は、アプリを開いてわずか1タップで確認でき、シンプルで見やすいのが特徴です。また以下に説明するようなアイテムの絞り込み機能から、よく使う絞り込み条件をタブに保存、すぐ表示するようにできるのが大変便利です。
アイテム一覧の見やすさは、「その日のコーデを簡単に決める」のに重要。新しいアイテムを買うときにも、アイテム一覧が見やすいと手持ちの服を簡単に確認できます。似たようなアイテムを買ってしまうことを防げるので、「コーデのマンネリ化」の解決策のひとつでもあるでしょう。
絞り込みに使える項目は、Category(カテゴリー)、Color(色)、Season(季節)、Status(状態)と比較的豊富。並べ替えもCategory(カテゴリー)、Color(色)、Price(値段)で可能です。
特に便利なのが状態による絞り込みで、「Available(利用可能)」、「Wish List(ほしいものリスト=未所持)」、「Laundry(洗濯中)」の状態を選べます。このように今は使えないアイテムを除くことができると、「その日のコーデを簡単に決める」のに役立ちます。
コーデ一覧表示と絞り込み機能
アイテムと同様、コーデの一覧画面もアプリを開いてわずか1タップで確認でき、見やすくなっています。こちらも、よく使う絞り込み条件をタブに保存して、すぐ表示可能です。
コーデの絞り込みに使える項目はOccasion(行事)、Season(季節)だけで、使いたい・使いたくないアイテムの指定はできません。ただ、上記のように、よく使う絞り込み条件の保存ができるので、例えば「春・カジュアル」などのタブを作り、「その日のコーデを簡単に決める」ことができます。
ログ&統計機能
Smart Closetでは、その日に何を着たのかを記録でき、「コーデのマンネリ化」を防ぐことができます。コーデを記録するには、コーデの詳細の「Add to Calendar」から着用した日付を選ぶだけ。着用ログの確認も、このカレンダーを見るだけで簡単です。ただ、記録するのに3~4タップもかかるので、記録を毎日続けるのは手間と感じる人もいるかもしれません。
また、記録したログから様々な統計を確認できます。よく着るコーデ、よく使うアイテムを確認できるため、「断捨離」の助けにもなります。
共有&SNS機能
Smart Closetには、スナップ写真やアイテムのコラージュ画像をコーデとして投稿するSNS機能があります。コーデ詳細の右上から投稿できます。他のユーザーをフォローすることもでき、その人たちが投稿したコーデも見ることができます。また右下のアイコンからは、LINEなど他のアプリ経由で「コーデの共有」も可能です。
コーデパッキング機能
最後に紹介する、このコーデパッキング機能が非常にユニークです。これはコーデのセットを登録しておけるものです。旅行や出張をするとき、少ない荷物でオシャレするためには、アイテムの着回しやすさやコーデ間の相性を考えなければなりませんよね。それに役立つのがこのコーデパッキング機能で、相性の良いコーデのセットを忘れないよう登録でき、荷造りに必要なアイテム一覧まで出してくれます。
「Smart Closet」は、どういう人にオススメ?
Smart Closetは、こんな人にオススメ!
・コーデのマンネリ化、その日のコーデ決定、コーデの共有、断捨離、といった色々な悩みを解決したい人
・買い物や、コーデを決めるために、アイテム・コーデ一覧を使いたい人
登録したアイテムやコーデが見やすく、SNS機能やコーデパッキング機能、統計機能など、記録を活用する機能が豊富なSmart Closetは、英語でも問題なければ、ぜひ使ってみてもらいたい高機能アプリです。次回も、クローゼットアプリを徹底解説していきます!お楽しみに。
<関連おすすめ記事>
ーーー
ZOZO FashionTechNewsのTwitterができました。【Twitter】
ZOZOテクノロジーズでは、ファッションとテクノロジーに関する事業・研究を行っております。【ZOZOテクノロジーズ】【ZOZO研究所】