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似合う眉毛をAIがシミュレーション、オルビスの「AIアイブローシュミレーター」

コロナウイルスの影響下で、様々な体験がリアルからデジタルなものへと変化している。ミーティングはもちろん、イベントやショッピングもこの変化に対応したサービスが次々に登場したことによりそれぞれの体験が変化してきているのが印象的だ。

それは化粧品業界でも同様であり、「美容体験もリアルからデジタル化にシフトしている」と語るのが、今回取材に応じてくださったオルビス株式会社マーケティング戦略部 CX・ICT戦略グループ 中村 秀輔さんだ。

オルビスは今回、スマートフォンで写真をとるだけで簡単に似合う眉毛とお手入れ方法を教えてくれるAIアイブローシミュレーターのサービスを開始。おうち時間に家で、そしてひとりでできる美容体験として注目が集まっている。

手軽に、似合う眉毛を

分析の流れ

「AIアイブローシミュレーター」は、「ORBIS アプリ」内で体験することができる。診断方法は、スマートフォンで自分の顔写真を撮影するだけ。自分の顔写真に似合う眉を合成した画像を分析結果に表示することで、シミュレーションが可能になっている。さらに、なりたいイメージ別メイクテクニックや悩み別の眉テクニックなど、眉メイクに関する様々なアドバイスが得られるのも大きな特長だ。

顔の額縁とも言われる眉毛は、顔の印象を左右する重要なパーツのひとつ。男性女性共に「自分に似合う眉が分からない」「眉のお手入れを始めてみたいが、何から手を付ければいいか分からない」といったように、悩みの多いパーツだ。

「AIアイブローシミュレーター」は男性、女性それぞれに合わせた分析が可能で、AIが男女のフェイスタイプを分類し、顔のパーツや比率分析に基づいたオルビス独自の16分類のフェイスプロポーション分析から、似合う眉の形とお手入れ方法を提案してくれる。手軽に、似合う眉毛のアドバイスを受けることができるのだ。

アイブローコート

同時にオルビスアイブロー商品も提案してくれる。
(左)「ブレンドアイブローコンパクト」
全2色(上:チャコールグレー/下:ナチュラルブラウン)
1,524 円(税込 1,676 円)
(中央)「ミスター ビアード&アイブロー ペンシル」
全2色(ブレイブグレー/スタイリッシュブラウン)
2,000 円(税込2,200 円)
(右)アイブローコート
1,000 円(税込 1,100 円)

その他、オルビスのアイブロー商品はこちら。

オルビス独自のフェイスプロポーション分析

オルビスは「ORBIS アプリ」を2017年2月より導入。現在は、ブランド体験を通じてここちよい毎日をお届けしたいという想いから、オンラインストア・直営店でのお買い物から美容情報まで、幅広いサービスを提供するアプリとなっている。

今回の「AIアイブローシミュレーター」もこのアプリ内で展開されており、オルビスの強みである、テクノロジーの活用した高い体験価値をもとに、「自分らしい美しさ」の発見や「なりたい自分」の実現に向けて、サービス展開を図ったという。

過去にはプロのパーソナルカラー診断がスマホでできる「パーソナル AI メイクアドバイザー」のサービスを 「ORBIS アプリ」内にて開始し、累計実施件数 195 万件(2020年8月31日時点)を突破。手軽さや精度が高さから好評を博している。

オルビス独自の16分類のフェイスプロポーション分析は「パーソナル AI メイクアドバイザー」にも導入されており、開発にあたってはフューチャーアーキテクト株式会社の深層学習の技術が活用されている。

AIで新しい自分を発見

リリースしてから2週間が経過した取材当時、SNSで口コミが広がり特に男性の間で話題になったという。

「Zoomなどのオンラインミーティングも増え、画面越しでの対面機会も増える中で、画面越しでの自分の印象を気にされる方も多くなっているかと思います。AIが提案する眉メイクによって「新しい私の発見」につながることを期待しています」と中村さんは語る。画面越しの対面で自身の顔を眺めることが増えてきたことによって、男女共に顔への意識は高まっているのではないだろうか。

今後の展開については、アプリをコアにして、お客様の体験価値向上をテーマに、アプリ内でのAIを活用した診断サービスを拡張することで、お客様とのコミュニケーションを推進していきたいとのこと。今後の展開にも注目したい。

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