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ユニクロとGUの商品が見つかるアプリ「スタイルヒント」、Googleの画像解析技術を活用

ユニクロからコーディネート専門のファッションアプリ「StyleHint(スタイルヒント」が公開された。

インフルエンサーや店舗スタッフ、一般ユーザーのコーディネートを閲覧できる他、画像解析技術によって画像から着用した服に似たユニクロとGUアイテムも探すことができる。

今回はそのStyleHintを紹介しつつ、ユニクロがこのアプリを開発した思惑について考えていく。

まずStyleHintの使える機能は主に3つ。

①コーディネート投稿
②画像からコーディネート検索
③他の人のコーディネートチェック

①コーディネート投稿


「コーディネート投稿」では、投稿画像内で着用している服に、自動で類似するユニクロとGUアイテムのタグ付けが可能だ。

使い方は簡単。カメラでその場で撮影するかアルバムから画像を選んでコーディネートを投稿。すると、画像分析技術によって自動でアイテムが分類される。

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その後、分析結果を元に商品毎に類似するユニクロとGU商品が表示。自分が着用している商品と同じものがあれば、該当商品をタップして簡単にタグ付けが可能だ。その他にも、ユニクロとGU以外の商品は手動でタグ付けができる。

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今回タグ付けに使用された画像解析技術は、Google Cloud Platformの画像解析サービスGoogle Cloud Vision API

ユニクロとGUの運営会社であるファーストリテイリングは2018年9月19日にAIや機械学習などの先端技術の業務活用に向けてGoogleとの協業を発表している。

②写真からコーディネート検索

気になった商品やコーディネートを撮影するだけで、そのコーディネートに使われている類似のユニクロとGUアイテムを検索することも可能だ。

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一目惚れした服があった時に、カメラでその場で撮影するかアルバムから画像を選んでコーディネートを検索。すると自動的にコーディネートに使われている服が画像解析され、類似のユニクロとGUアイテムが表示される仕組みだ。

類似アイテムをタップしてそのままユニクロとGU商品を購入したり、類似アイテムを使った他の人のコーディネートを見ることもできる。

ユニクロを着ていることが人に気づかれるのが恥ずかしい時代から、皆が当たり前に着るようになった現代。気に入った商品があった時に、憧れのブランドには手が届かずとも、値段を抑え、似た商品が簡単に見つけられるようになるだろう。

③他の人のコーディネートチェック

「見つける」というタブをタップすると人気の着こなしや人気のユーザーを閲覧できる。

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Instagramと似たようなUIだが、Instagramと違ってコーディネートに使った商品がタグ付けされていることが特徴。気に入ったコーディネートから商品をそのまま購入することができる。

ECサイト上のスタイリングブックと違ったユーザーのリアルな着こなしがみられるからこそ、身長やTPOを参考にしながら欲しい商品をみつけられるかもしれない。

StyleHintを導入したファーストリテイリングの思惑とは?

今回のStyleHintではGoogleの画像解析技術が使われているが、Googleとの協業は2017年からファーストリテイリングが推進する「有明プロジェクト」の一環。「有明プロジェクト」とは、デジタルを活用した全社規模の改革で、最終的には商品・商売機能を集約させ、高速サプライチェーンを実現することで「情報製造小売業」へと変革することを目指している。

ZDNet Japanの取材で柳井正氏は、以下のように語っている。

「顧客は情報を通じて商品を購入する。我々は商品とともに情報を提供してきた。情報を通じて顧客と一緒に商品を作り上げる『情報製造小売企業』への転換を目指しており、デジタルによって全ての業務、プロセス、従業員が変革し、新しい価値創造の仕事に一丸で取り組めるようにしていく」

ファーストリテイリングは、先月ユニクロのフリーマガジンを創刊したことで話題になった。今回のStyleHintも、テクノロジーを活用し、ユーザーへ提供する情報を最適化しながら、その情報を通して商品を売る「情報製造小売業」への施策の一つなのかもしれない。


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