グッチの公式アプリ、ユーザーを飽きさせない仕掛けとは?ARなど機能を紹介

2009年に公開されたGUCCI(グッチ)アプリ。ファッションブランドが運営するアプリはEC機能しかないものが多い中、GUCCIのアプリは他のアプリとは違い面白い機能が多い。

今回はGUCCIのアプリにある機能の中でも、珍しいものを5つ紹介する。

①AR試着
②アーケードゲーム
③3Dの壁紙
④バーチャル彫刻
⑤Spotify

①AR試着

Image Credit : GUCCI

2019年6月に追加されたARでのバーチャル試着機能「ACE TRY ON(エーストライオン)」。スニーカーを選んでカメラ越しに自分の足を移すと、そのスニーカーのARが自分の足に重ね合わせられ、実際に試着しているかのようになる機能だ。
ARを足に重ねる時はリアルタイムでの機械学習アルゴリズムを使用。足の動きにARが追従するのでスニーカーの横側のデザインなど様々な角度でスニーカーを確認できるのでとても便利だ。

また今回のAR試着機能はベラルーシのAR開発企業Wannabyが開発したもの。WannabyはGUCCIの他にも同様のスニーカーAR試着アプリ「Wanna Kicks」、ネイルが試せる「Wanna Nails」など様々なアプリを開発している実力派。実際に試したところARのサイズ感が足にぴったりで本当に靴を履いているのかと錯覚するほどだった。

②アーケードゲーム

Image Credit : GUCCI

2019年7月11日に追加されたゲーム機能「GUCCI ARCADE(グッチ アケード)」は、1970〜1980年代に人気を博したゲームにそっくりの懐かしいUIでできている。GUCCI ARCADEはマップのようになっており、ユーザーはゲームを進めていく内にスコアとバッジを獲得。バッジに隠されたストーリーを知ることができる。ゲーム後は高得点者のランキングをみることやスコアと獲得バッジをSNSで共有も可能だ。

ファションブランドがゲームを開発するのは珍しいが、実際にゲームをやってみるとクリアするのが難しく、純粋にこのゲームをやるためにGUCCIのアプリを開いてしまうユーザーもいるかもしれない。

③3Dの壁紙

Image Credit : GUCCI

ルネサンス期の絵画の中に入っていくような3D体験ができる機能「GG MARMONT(GG マーモント)」。自分で気になるGG MARMONTのデザインを選び、カメラ越しに絵画を置きたい場所を選ぶと、その場所に絵画の3DのARが出現。絵画を色んな角度から楽しめる機能だ。ARはリアルな上に3Dなため、実際にルネサンス期にGUCCIのバックを使っているかのような感覚になる。またARを表示したまま自分が写れば絵画と一緒に撮影したような写真になるので、時代を越えたInsta映えの写真も撮れるだろう。

④マップと連携

Image Credit : GUCCI

公式アプリ内の「GUCCI DECOR(グッチデコール)」では、ARのGUCCI DECOR製品(主に家具)を現実世界と重ね合わせることでインテリアコーディネートを楽しんだり製品の大きさを体感したりできる。また、マップと連携してバーチャル彫刻を探す機能もあり、マップ上を移動することでGUCCI DECORのストーリーを知ることができる。現実の場所とリンクした面白い仕掛けだ。

⑤Spotify

Image Credit : GUCCI

2019年5月13日GUCCIは音楽をテーマにミュージシャンとアーティストとコラボしたキャンペーン#GUCCIGIGを開始。GUCCIの公式アプリでも各アーティストによるアートワークとSpotifyのプレイリストをみることができる。好きなアーティストをきっかけにGUCCIの商品を知ったり、GUCCIをきっかけにアーティストの曲を知ったりと良い機会になるだろう。

デジタル施策に積極的なGUCCI

GUCCIのアプリは、デザインコレクション毎に様々なユーザーを飽きさせない仕掛けがあるのが特徴的。
特にARやゲーム機能は、他の一般的なファッションブランドのアプリが購入機能しかないのと対象的に、商品の購入ニーズがなくてもアプリを開かせる役割になっているのがさすがだ。これにより、ユーザーは目的とは別にGUCCIの新作や商品を目にする機会が増えるだろう。
またそれぞれの機能の下に商品紹介ページも付随しており、ゲームやARを通してコレクションの世界観を知った人が、つい商品を買ってしまうという流れもできている。

2018年にはアバター開発スタートアップGenies(ジーニーズ)と提携しバーチャル版アイテムを200点提供するなど何かとデジタル施策に積極的なGUCCI。最近ミレニアル世代やZ世代など若者に人気のGUCCIは、デザインだけでなくこうしたデジタルに積極的な施策が評価されているのかもしれない。


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