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頭の中の考えを読み取るウェアラブル「AlterEgo」、MITが開発中

まだプロトタイプでありながらも、頭で考えていることを読み取ってくれるAlterEgo。利用していくユーザーにとってどんなメリットや可能性があるのでしょうか。

Image Credit : Youtube by MIT Media Lab

1つ目は音声プロダクトのユースケースを広げる可能性です。

音声でデバイスを操作する、VUI(音声ユーザーインターフェイス)の代表的プロダクトといえばAmazon AlexaGoogle Homeでしょう。手の取りやすい価格帯ということもあり、使用するユーザーも徐々に増えてきました。

VUIはハンズフリーで操作ができ、マルチタスクができるなど魅力的なインターフェイスです。しかし活用機会は一部の人たちが、限定された場所で使用することに留まっているのではないでしょうか。

例えばプライバシーに関することを扱う場合や、公共スペース騒音の中でのやりとりなど、音声認識に適さないケースもあります。
そのケースがAlterEgoのターゲットとなります。
AlterEgoはハンズフリーでデバイスを操作できるというVUIのメリットをそのままに、その適用範囲を広げられます。


2つ目は、インターネットが人間の一部になる可能性です。

動画をみてみるとわかりやすいですが、AlterEgoを装着すると、足し算を思い浮かべればコンピューターが足し算の答えを教えてくれ、チェスで駒の動きを頭に浮かべるとコンピューターが次の打ち手を考えてくれます。

これはVUIがインターネットと人が相互に会話するイメージと違って、インターネットが人間の一部になっているイメージに近いでしょう。自分ができないこともコンピューターができてしまうことから、今までの人間の能力を超えた人たちが誕生するかもしれません。


3つ目は言葉を超えたコミュニケーションを行える可能性です。

言葉を介さない潜在的な信号の解析を行えるので、何らかの病気で言葉を発せない人言語の異なる人たち同士のコミュニケーションがよりスムーズになるかもしれません。
今までは手話や文字というツールを駆使しコミュニケーションを取っていましたが、直接話すことと比較し時間や手間がかかっていたのが現状です。今回の技術によってそれがなくなることで、その時の感情を保ちつつスピード感あるコミュニケーションが取れるでしょう。

Image Credit : Lorrie Lejeune/MIT

もちろん、Alter Egoはまだプロトタイプ段階であり、一般化するためには、わかりやすいユースケースとスマートなデザインが必要になっていきます。ただVUIの上位互換ではなく、人間の可能性を広げるAlterEgo。デザイン性も含め、今後の機能の改善も期待していきたいです。

ニュースサマリ
2018年4月、アメリカのマサチューセッツ工科大学の研究チームは声を出さずに頭で考えていることを認識をする技術「AlterEgo」を発表した。口元に密着するウェアラブル装置に埋め込まれた4つの電極からユーザーのあごや顔の筋肉と連動する神経信号を読み取ることで言葉を予想できる。単語と結びつける推定には、機械学習を用いており、実験では約92%の精度で正しく認識することができた。また骨伝導ヘッドフォンもついていることから、音を出さずに出力と入力を同時に行うことも可能。

AlterEgo, The Intelligence Augmentation Device That Reads Your Mind
via FashNerd


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