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Google×サンローラン、リュックだけでスマホ操作可能に

SAINT LAURENT(サンローラン)がGoogleとコラボしたリュックを発表した。これはGoogleのATAP(先進技術研究部門)のProject Jacquard(プロジェクト・ジャッカード)の一環だ。

Project Jacquardとは?

Project Jacquardとは、GoogleのATAPが進める繊維のファッションテックプロジェクト。内容は、布地に導電糸を織り込むことで、スマホのスクリーンを触らずともファッションアイテムからスマホの操作を可能にするものだ。

Image Credit : YouTube by Levi's®

2017年には第一弾としてLevi's(リーバイス)とコラボしたスマートジャケット「Levi's Commuter Trucker Jacket with Jacquard by Google」を発売。

スマートジャケットには取り外し可能なタグがついており、それを介してスマホとBluetooth接続ができる。その他にも、導電糸が織り込まれた袖口部分をタップしたりスワイプしたりすることで音楽の再生、電話、Google Mapや通知の確認などが可能だ。

サンローランとコラボしたリュックとは?

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Image Credit : SAINT LAURENT

今回発表されたリュックは「CIT-E BACKPACK IN CANVAS WITH JACQUARD™ BY GOOGLE」。Levi'sのスマートジャケットと同様に、充電と取り外しが可能なタグがリュックに内蔵されており、Bluetoothでスマホとペアリングできる。

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Image Credit : SAINT LAURENT

ショルダーパッドにあるタッチセンサーから4つのジェスチャー(上にスワイプ、下にスワイプ、ダブルタップ、長押し)でスマホ操作が可能。音楽の再生、Google Mapの確認、通知機能などが利用できる。

CIT-E BACKPACKはパリにあるコンセプトストアSAINT LAURENT RIVE DROITE(サンローラン リヴ・ドロワット)で9月19日に販売される予定。また、公式サイトでは既に販売されており、現在は在庫切れとなっている。価格は795ユーロ(日本円で約9万4000円)だ。

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Image Credit : SAINT LAURENT

デザイン性が高く取り入れやすいリュック

今回のCIT-E BACKPACKのポイントは、リュックとして完成度の高いデザインSAINT LAURENTのネームバリューだろう。

外側はナイロン、内側はキャンバスでできたこのリュックは、テック機能が備わっているとは思えない程のシンプルなデザインでできている。
スマホの操作機能としてはまだまだなところがあるものの、デザインはSAINT LAURENTのまま、値段も通常のSAINT LAURENTのリュックと100ユーロ(日本円で約1万2000円)しか変わらない。オシャレの手段としても、気軽に取り入れやすいアイテムだろう。

スマートグラス、スマートウェアと数々のウェアラブル端末が開発されている中、身につけるものであるファッションのテクノロジー化は中々進まないのが現状だ。一方で、今回のCIT-E BACKPACKは機能性もありながら、デザイン性も高いため、新たなファッションテックの方向性を示してくれるかもしれない。


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