【Fashion Tech News】今月のオススメ記事3選
こんにちは、Fashion Tech News編集部の日野です。
今年の4月から新設Webサイトに配信先を移したFashion Tech Newsですが、このnoteではオススメ記事や注目のトピックの紹介などを配信していきたいと思います。
先週は、特集001「生命の循環:装いの歴史と未来」のご紹介しました。
今回は直近で配信された記事の中から、おすすめ記事を3つピックアップして紹介していきます。
イギリス発スマートリング「EVERING」
買い物のシーンでキャッシュレスが普及するなか、新型コロナウイルス感染拡大で財布やクレジットカードを取り出すことなく買い物ができる、非接触決済のニーズが高まっています。
そんななか、スマートフォンを取り出す必要のないスマートリング「EVERING(エブリング)」に注目しました。
キャッシュレス先進国のイギリスで生まれたスマートリング「EVERING」は、2021年5月より日本でも予約販売が開始。5月17日の先行予約販売では3000個の製品を準備しましたが、わずか25時間で販売終了となる人気ぶりとなりました。
「EVERING」はどういった経緯で生まれたのか? なぜリングなのか? などについて取締役COOの津村さんにお話を伺いました。
Fashion Tech Newsでは、ほかにもウェアラブルデバイスの紹介として、オーディオイヤリングについての記事なども配信しています。
自分でいるための装い: faleが描く現代のファッション
つづいては、フィジカル/バーチャルを越境するファッションの在り方を提示するプロジェクト「fale」にまつわる記事をご紹介します。
これまで数多くのバーチャルファッションのプロジェクトを手がけてきたawai氏による新たな試みについて、ディレクターのawaiさんとイラストレーターのBALANCEさんにインタビューしました。
「バーチャルファッションをサイバーやSFのイメージから切り離して、何かニュートラルな状態でやりたいなと思っていました。そのために自分がコントロールできるブランドを立ち上げ、ユースケースを作っていきたいと考えていました」と語るawaiさん。「fale」が生まれた背景やブランドコンセプト、ファッション業界のVRでの動向などについて詳しく聞いていきます。
ほかにもバーチャルファッションについては、京都大学文学部メディア文化学専修准教授の松永伸司さんによるコラムなども配信しています。
三田知実「都市/ストリートとファッションの現在地」
最後に紹介するのは、ストリートの現在/未来について熊本県立大学総合管理学部の三田知実准教授に話を伺ったこちらの記事。
都市社会学を専門に文化生産と都市成長について研究する三田知実准教授。研究関心は(1)渋谷区神宮前の都市細街路「裏原宿」の文化的変容について、(2)裏原宿の不動産投資の実態についての主に2つといいます。
記事のなかでも興味深いのは、近年のファッション業界の消費スタイルはどのように変化したのか? というトピック。ECサイトの登場やSNS主導のマーケティングによって消費の形態が変化しているなか、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかを教えていただきました。
さらにバーチャル空間でのスタイルの表現などについて、そしてパンデミックがストリートにもたらした影響についてもインタビューしています。
ほかにも、表参道を拠点に循環型ファッションの実現を目指すファッションコミュニティ、「NewMake Labo」の取材もお届けしています。
次回からも、このnoteでは編集部からの記事紹介やオススメ情報などを配信していきます。Webサイトでのメインコンテンツと合わせて、お楽しみください。