【クローゼットアプリ特集】「XZ」はこんな人にオススメ!(第3回)
「トップスとボトムの組み合わせがわからない」、「コーディネートを考えるのが面倒」、「似たようなものを買ってしまった」などの悩みを解決するひとつとして存在するクローゼットアプリ。しかし、一括りに“クローゼットアプリ”といっても、その機能はさまざま。
クローゼットアプリマニアのZOZOテクノロジーズ・ZOZO研究所のメンバーPiroshiが、数多く存在するクローゼットアプリを徹底的に比較・検証する連載3回目の今回は、「XZ(クローゼット)」というアプリを紹介します。
XZは、クローゼットアプリがもつ課題のほぼ全てをカバーしており、現時点(2020年5月)で私が最もオススメするクローゼットアプリ!特にアイテム・コーデ登録がバツグンに簡単です。早速、詳しい使い方や機能をみていきましょう。
XZ(クローゼット)
・言語:日本語
・プラットフォーム:iOS, Android
アイテム登録方法
XZの1番の特徴は、画像認識技術活用したりアイテムの登録方法を複数用意することによって、クローゼットアプリの「とにかくアイテム登録が面倒」という課題を大幅に軽減しているところ。
アイテムの登録方法には以下の5つがあります。
1. 写真を撮る/カメラロールから選択
2. 似ているアイテムから選択
3. ECの購入履歴からインポート
4. Webから検索
5. 持っていそうなアイテム候補から選択
1. 写真を撮る/カメラロールから選択
カメラやカメラロールからインポートする機能自体は、ほぼどのクローゼットアプリに共通します。しかし、XZでは複数アイテムを一括で登録でき、画像からカテゴリーや色などのアイテム情報を自動入力してくれるため、他のアプリより圧倒的に登録しやすい印象です。
2. 似ているアイテムから選択
自分の持っているアイテムのカテゴリー、色、シーズンといったアイテム情報を入力するだけ、似ているアイテムも登録できます。アイテム画像を自分で用意する必要がないので、とても簡単です。また、背景のないキレイなアイテム画像にこだわりたい人にもオススメ。
3. ECの購入履歴からインポート
ZOZOTOWNなどECサイトの購入履歴も取り込み可能です。この方法でも、アイテム情報の自動入力サポートがあります。また全履歴を取り込むのではなく、取り込みたいアイテムを選べるのも便利。ZOZOTOWN以外にも多種多様なECサイトに対応しています。
3. Webから検索
Webページの画像を登録することもできます。アイテム情報の自動入力も、もちろんサポート。Web経由で買ってはいないけど、キレイなアイテム画像を登録したいときにも使えます。
この機能を使うと、別サービスやSNSでコーディネートを探してアイテムを登録、XZでコーデを再現するという使い方も可能に。また、別サービスの画像検索機能を掛け合わせて、自分の持っているアイテムに似ているアイテム画像を探すという裏技も使えます。
4、持っていそうなアイテム候補から選択
アプリの初回登録時や季節ごとに、ユーザーが持っていそうなアイテムを提案もしてくれます。候補から選ぶだけで、簡単に登録できます。
コーデ登録方法&コーデレコメンド機能
アイテムを登録した次には、コーディネートの登録です。XZのコーデ登録方法、そしてコーデレコメンド機能は以下の3つになっています。
1. 登録したアイテムから選択
2. その日の気温にあったコーデレコメンドから選択
3. 持っているアイテムを使ったコーデレコメンドから選択
2と3のようなコーデレコメンド機能は、レコメンドされたコーデをそのまま登録できるようになっているので、クローゼットアプリ自体が抱える「コーデ登録が面倒」という課題の解決策にもなっています。では、詳しく登録方法とレコメンド機能をみていきましょう。
1. 登録したアイテムから選択
登録したアイテムを選び、コーデのコラージュ画像を登録する方法です。どのクローゼットアプリにもある基本的な方法になります。ただ、XZにはのせるだけ簡単着回し機能というものがあり、これを使うとユーザーはカテゴリーごとにアイテム選ぶだけで、簡単にきれいなコラージュ画像を作れます。
2. その日の気温にあったコーデレコメンドから選択
コーデ予報というタブから、その日の気温にあったコーデをレコメンドしてくれます。これは、「その日のコーデを簡単に決めたい」という課題に向いた機能ですね。
ページ最上部のレコメンドでは自分がすでに所有しているアイテムのみを使ってコーデ提案してくれますが、それ以降は手持ちのアイテムではないものも含めてコーデが組まれるので、新しいアイテムのレコメンド=「コーデのマンネリ化」に対する解決策でもあると考えられます。
3. 持っているアイテムを使ったコーデレコメンドから選択
各アイテムの詳細ページをスクロールすると、そのアイテムを使ったコーデをレコメンドしてくれます。実際に人が着ているスナップ写真が添えられてるので着用イメージが湧きやすいですね。このレコメンドでも、手持ちではないアイテムが含まれることがあるため、新しいアイテムのレコメンド=「コーデのマンネリ化」に対する解決策でもあるでしょう。
アイテムの絞り込み&並べ替え機能
アイテムの絞り込み・並べ替え機能も、「コーデのマンネリ化をどうにかした」、「その日のコーデを簡単に決めたい」というニーズに応え、「断捨離したい」という悩みに対しても効果的です。着用日や着用回数で絞り込みや並べ替えをすることで、同じ服を連日着るのを防げます。また、季節やシーン(デート、仕事など)で絞り込みをできます。XZは他のアプリと比べても絞り込みの項目が豊富な印象です。
コーデの絞り込み機能
またアイテムの絞り込み機能と同じく、コーデの絞り込み機能も搭載されています。指定した条件をすべて満たすアイテムを使ったコーデを絞り込めますが、使いたいアイテムは1つしか選べず、並べ替え機能はありません。
ログ機能
またXZでは毎日のコーデを記録でき、いつ何を着たかがわかるので、「コーデのマンネリ化」を防げます。また、アイテムやコーデの着用回数や最後に着た日がわかるので、「断捨離」の助けにもなります。
着用ログの記録方法は以下の3つです。
・コーデ予報タブから記録
・カレンダータブから記録
・コーデ詳細画面から記録
ただ、記録するのに4~6タップもかかるので、毎日続けるのは難しいという印象を抱く人もいるかもしれません。
共有機能
コーデ詳細からLINE経由で、友人に「コーデをシェア」することもできます。また、アイテムまたはコーデを公開することも可能です。公開すると、他のユーザーにアイテムや着回しの参考として提示されます。一方で、フォローやユーザー検索などSNS的な機能はありません。
フリマ連携機能
XZの特徴として、アイテムの絞り込み機能やログ機能からあまり使っていないアイテムがわかるので、「断捨離」する際にも便利という点があります。実際、XZはリユースショップ「トレジャー・ファクトリー」と協業し、アプリ内での売却の利便性を高める開発を進めています。
「XZ」は、どういう人にオススメ?
XZがおすすめな人は以下のタイプ。
・とにかくアイテム・コーデの登録が面倒
・コーデのマンネリ化の解決、その日のコーデ決定、コーデの共有、断捨離といった幅広い使い方をしたい
とにかくアイテム登録が快適で、色々なニーズに応える「XZ」はクローゼットアプリ初心者にもオススメです。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?次回も、クローゼットアプリを徹底解説していきます!お楽しみに。
文・構成:Piroshi
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