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中国のフリマアプリ2大巨頭「Idle fish」と「Zhuan Zhuan」の違いとは?

中国最大のフリマアプリ「Idle fish」とは?

Idle fish(アイドルフィッシュ 中国名:闲鱼)」は、日本の「メルカリ」や「ラクマ」と同じ立ち位置にいる中国最大のフリーマーケットアプリだ。元々は、中国のオンラインショッピングサイト、「タオバオ(中国名:淘宝)」内の中古取引用サービスだった「淘宝二手(タオバオ中古品)」から始まり、2014年から「タオバオ」から分離。現在は、アリババグループ傘下の独立中古品取引ブランドとして運営されている。

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「Idle fish」の利点は、まず、新規登録する手間がないこと。同じくアリババグループの「タオバオ」と「アリペイ(中国最大のオンライン決済アプリ)」のアカウントで登録することができる。

また、「タオバオ」で購入したものは、店舗を作らなくてもワンクリックするだけで、中古品として出品することができるのも手軽だ。

こちらの機能は「ZOZOUSED」と似ていて、たとえばZOZOで購入した服を着なくなったら、ワンクリックで中古品としてUSEDで販売できるのと同じだ。また、事業範囲も中古品売買、不動産賃貸、部品などのレンタルにとどまらず、学習サポート、ビジネス相談、占い、集客、Webマーケティングなど多岐に渡り、これは、日本のスキルマーケット「coconala」と類似している。

中国の中古品取引市場の現状

Quest Mobile報告によれば、2017年末では、中古製品を取引する中国ユーザー数は4,000万人に近づいており、Zhuan Zhuan(中国名:转转)」と「 Idle fish」が市場の90%以上を占めている。なかでも、アリババグループの中古品取引プラットフォームである「Idle fish」は、月間1,961万人のアクティブユーザーを抱えて市場の一位をキープ。それに続いて、月間1,747万人のアクティブユーザーを抱える「Zhuan Zhuan」が後を追う。

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「Zhuan Zhuan」は、中国圧倒的シェアのクラシファイド広告サービスを行う58Tongcheng(中国名:58同城)によって2017年4月に設立され、Tencent(中国名:騰訊)から2億米ドルの投資を受けている。「Zhuan Zhuan」の中古品取引ビジネスは携帯売買サービスから始まり、徐々に業務範囲を広げ、今ベビー用品や高級ブランド品の売買も行う。

コミュニティを重視する「Idle fish」

ではここから、中国の中古品ビジネスを牛耳る両者の比較をしていこう。

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「Idle fish」の特徴は、アリババグループによる安心感や利便性のほかに、ソーシャルコミュニティを重視しているところにある。ソーシャルコミュニティを根幹として、そこから業務範囲を拡大していく戦略で、つまり一回きりの使用ではなく、アクティブユーザーに変換させることを戦略としてきた。

これは日本のフリマアプリ「ジモティー」と似ていて、住んでいる地域や趣味によって掲示板を作ることができ、そこからコミュニティを形成させ、そこから中古品取引の売買欲求を喚起する枠組みである。

さらに、通常のアプリでは"検索タブ”が置かれる場所に"コミュニティタブ”が置かれ、単なるフリマアプリにとどまらず、コミュニティツールとして利用されている。このことからも、ユーザーがフォローや”いいね”を押すことで、信頼感が生まれ、購入につながっていることが推測される。

コミュニティ内の平均取引時間が、他サイトと比べて多いのも特徴だ。

鑑定サービスと安心感が売りの「Zhuan Zhuan」

対する「Zhuan Zhuan」の大きな特徴は、高額製品に対する鑑定サービスだ。多くの中古品売買の時、買い手が重視するのは中古品の状態及び性能であり、特に、「正規品かどうか」が大きなポイントとなる。

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そういった不安のある高額のデジタル製品、また電化製品に関して、第三者による鑑定が行われており、さらに鑑定書をつけることもできるので、安心して高額商品の買い物を楽しむことができる。これは、日本ファッション通販サイト「BUYMA」とも似ている。

また、初回発注の特別ボーナスや、ポイントを貯めて他の商品と交換したり抽選を行ったり、友達を紹介するとポイントがもらえるなどのサービスも充実。売り手、買い手の楽しさや販売、購買意欲を高める戦略により、多くの支持を集めているようだ

信用問題の解決が、今後のカギ

2018年において、中国国内のフリーマーケット市場規模はすでに7000億元(10兆5000億円)に達し、2014年から2018年において年平均成長率は40%以上を維持。そして2020年では1万億元(15兆円)にも達する可能性が期待されている。

フリマアプリの発展において必ず伴うのが信用問題。これは日本の既存サービスも同様だ。出品商品、出品者は膨大な数であり、安心して使えるサービスにするためには、品質保証や取引の信頼度を万全にするという大きな壁を越えなければならない。

個人間の中古品取引は、まさに、買い手と売り手の情報非対称から生ずる“レモン市場”(経済学において、財やサービスの品質が買い手にとって未知であるために、不良品ばかりが出回ってしまう市場のこと)。

つまり、品質が良いか悪いかは実際に手に取ってみなくては分からず、市場に信用がないと買い手は損をしても諦めがつくような低価格な物しか購入しなくなる。すると、低価格のものしか買わない買い手と、低価格のものしか売らない売り手だけが残るという、低品質な市場になってしまうという悪循環に陥ってしまう。

とはいえ、フリマアプリでそれを解決するために大々的な監視システム入れると、採算が取れないのが現実。そこで「Idle fish」は、ユーザー自らコミュニティを立ち上げ、そこに信頼を加え管理することで一つの解決策を生み出そうとしているのかもしれない。

参考: https://technode.com/2017/12/25/jd-starting-second-hand-ecommerce-service/
 https://baijiahao.baidu.com/s?id=1617808129771597024&wfr=spider&for=pc
 https://www.geekpark.net/news/242110
 https://baijiahao.baidu.com/s?id=1650965995835873549&wfr=spider&for=pc

文・ 叶 志強、編集・安田光絵

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