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2019年、注目を集めた「ファッションテック」ニュースを総まとめ!

2018年10月から始まったFashionTechNews、今年で1年を迎えました。そんな節目の2019年最後の記事では、編集部が今年配信した記事を振り返り。注目を集めた記事から、2019年ファッションテックのトレンドを振り返ります。

2019年、注目記事ランキングは?

1位 【中国】中国らしさがトレンドに。若者の「国潮」ブームとは?

今年、最も多くのアクセス数があったのが、中国の若者の流行である「国潮」を取り上げた記事。編集部では、「この記事が、ここまで伸びるとは。」と驚きの声も。巨大なECのプラットフォームを構築し、新しい消費文化を生み出している中国市場への注目の高さを実感しました。

雑誌やSNSで中国のファッションやメイクが話題となるなかでも、まだまだキャッチアップが難しい中国トレンド。他にもアリババのファッションウィークを支援する方法の記事など、中国トレンドを紹介した記事が注目を集めました。

来年も、中国のECプラットフォームを活かしたサービス、若者の消費文化、AI活用や最新のアプリサービスを紹介していきたいと思います。

2位 【潜入レポ】VTuberがランウェイを歩く!バーチャル時代のファッションイベント「FAVRIC」

次に話題を集めた記事が、ファッション×バーチャルライブイベント「FAVRIC(ファブリック)」の潜入レポ。VTuberがランウェイを歩くという世界初の試みへの注目は高く、またVTuberファンの皆さんの熱い盛り上がりで、シェアが多かったのが印象的でした。

また、このFAVRICの記事のほかにも、ハイブランド×eスポーツの記事などバーチャルファッション関連の記事は話題に。ファッション×ゲームなど、他領域とのコラボレーション展開が加速し、新しい消費のかたちが登場した2019年。ファッションの新しい可能性を感じますね。

3位 フォロワー160万も、人間を超えつつあるバーチャルインフルエンサー。今注目の12人

続いて3位も、バーチャルファッションのニュース。2019年は「バーチャルインフルエンサー元年」と言っても良いほど、多くのバーチャルインフルエンサーが誕生しました。

特に目立ったのが、日本発バーチャルインフルエンサーの活躍。バーチャルインフルエンサーだけが所属するモデル事務所「VIM(ヴィム)」の設立や、バーチャルインフルエンサーimmaの「SK-II」キャンペーン動画への登用など、想像以上の活躍をみせてくれました。

ただ、インフルエンサーはあまり乱立するとファンが離れてしまうもの。2020年は改めて、各バーチャルインフルエンサーの個性の確立、キャラクターの差別化が重要になっていきそうです。

その他にも、注目なトピック

スマートリング

記事公開以降、継続的にアクセス上位にあったのが、スマートリングに関する記事。スマートウォッチ以外のウェアラブルデバイスは普及に時間がかかりそうななか、「スマートリング」という言葉を検索している人の多さに驚きました。

InstagramのEC化 / D2C

Instagram発のブランドや、Instagramのリマインダー機能テスト導入など、InstagramがECプラットフォーム化していることが話題に。

また、「D2C」も1年を通じて重要なキーワードでした。上記のInstagramの例のようにEC展開の簡易化が進み、SNSだけで商品を売るブランドも増えるなか、どう世界観を構築し、差別化するかも重要になっています。

2019年を振り返って

今年、最も感じたことは「ファッションテック」という言葉の浸透

2018年10月にFashionTechNewsが始動したときには、日本で「ファッションテック」という言葉を使っているメディアはほとんどなく、海外から情報を集めていました。しかし現在、「ファッションテック」という用語が色々な業界や媒体のなかで用いられるようになり、ファッションテック関連の商品やサービスも増えています。

ますます身近になるファッション×テクノロジーの世界。一方で、実現や普及にはまだ時間のかかりそうなサービスやプロダクトも。ファッションテックという分野が当たり前のもの、「ファッション」になるときまで、FashionTechNewsは様々な情報や企画をお届けしていきます。

2019年、FashionTechNewsをご愛読頂き、ありがとうございました。2020年は1月3日より配信します。


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